風俗店のいじめ問題

風俗店には正当な評価システムが必要

風俗嬢の年齢や体型によって稼げる日給に差が出る時代は過ぎて、あくまでもサービスの質によって高収入が稼げるシステムへと変わった店が増えてきている。
若くてモデルのような体型の女性が稼げるような単純な環境ではなく、たとえ年齢が30歳を超えていたり、太めで体のラインが崩れていたとしても、同程度の金額を稼ぐことが可能になっている。
風俗業界にとっては、誰しもが似たようなサービスを提供している以上、女性の容姿に限らず本人の努力次第で金銭的な評価を得ることが出来る現在の環境を歓迎すべきだろう。
努力が報われ辛く、持って生まれた資質だけが評価をされてしまえば、努力をする気も起きずに業界全体の向上心が育たなくなってしまう。
努力をした所で評価をしてもらえないのならば、誰が客の為に接客技術を磨こうと考えるだろう。
やはり、各自の努力を評価することで、健全な競争が生まれ、良い店には良い風俗嬢が集まる構造こそが目指すべき姿だろう。
貧困層の為のセーフティネット人材に恵まれた風俗店には多くの客が集まり、売り上げの増加とともにさらなる営業広告や求人広告を展開する余裕も出てくる。
この好循環を保つことで、風俗業界が担う「貧困層の為のセーフティネット」としての役割を果たしていくことも可能になる。
各店の正当な評価システムこそが、風俗嬢の接客サービスや給与の向上へと繋がるのだ。

風俗店にいじめはあるのか?

よく風俗店の求人広告には「当店にいじめはありません!」と書かれている。
はたして本当にいじめは無いのだろうか?
風俗店におけるいじめ答えは、どんなお店であってもいじめが起きる可能性はある、ということだ。
比較的に穏やかな人が多いと言われている太った人が集まるデブ専店であっても、いじめがあるお店はあるだろう。
さらに言えば、お店の評価システムが正常に働いていればいるほど、いじめが起きる可能性も高くなりやすい。
風俗店のように給料の金額で評価が一目瞭然の場合は、自分と他者の評価を比較しやすくなる。
ある風俗嬢がお店から高評価を受けた時、同僚の女性たちが「何故、あの子が評価されたのだろう」と感じるのは自然なことだ。
その感情が妬みや嫉みへと変わるか、さらにはその感情が表出して、いじめへと発展するかは誰にも分からない。
ましてや面接時にいじめをしそうな女性を見極めるというのも不可能だ。
いじめの有無とは常に結果論であって、たとえ求人広告に「いじめはありません!」と書いてあった所で、今までは無かっただけの話だ。
読み手は求人情報に書いてあることを鵜吞みにするのではなく、今後はいじめが起きる可能性もあるなと捉えておくのが賢明である。

風俗店におけるいじめは当事者の問題では無い

しかし、たとえ自分が働いているお店でいじめが起きたとしても、決して悲観的になる必要は無い。
努力をして結果を残した女性は正当に評価されるべきなのだから。
風俗店におけるいじめの問題を気にしておかなければならないのはスタッフである。
風俗嬢の成果に対して適切な評価ができているか?
特定の女性を贔屓していないか?
モチベーションの落ちている女性をケアしているか?
気に掛けなければならない点はたくさんある。
前述の通り、他者が受けた評価に対して疑問や不満を感じることは当然である。
しかし、同時期に入店した女性がいれば、時間が経つにつれて評価に差が出てくることも当たり前だ。
だからこそ、評価の裁定者であるスタッフが疑問や不満を解消してあげる必要があるのだ。
そのケアを怠れば、いついじめが起きてもおかしくは無いということを理解しなければならない。
いじめをしている側はえてして自覚が無い。
その為、いじめを受けている側が自覚していない限り、周囲がいじめに気付くことは難しい。
最悪のケースは、いじめを受けている側が自覚していない為に、加害者の不満だけが溜まり続けてしまうことだ。
自身が評価を下す立場にいる以上、低評価を下した相手こそ一番気遣わなければならない存在だと覚えておいて欲しい。